Lenco L85
          Lenco L85

思い出話:
天板はスプリングで浮かせてあり、ターンテーブルの軸がオイルフロート、ターンテーブル表面はダンパー入りのブヨブヨしたもので、当時の一般的な重厚な路線とは相容れないものだった。レコードのエンド側を感知してアームをポップアップする機構付き。インサイドフォースキャンセラーはぶら下げ錘式。使い始めて五年後ぐらいにモータが不調となり、開けて中までばらすと円形の永久磁石が割れていた。瞬間接着剤で接着し、組み直したら元通りに動作したのでそのまま使い続けた。数年毎に磁石接着部分の割れで瞬間接着剤の再登場となったり、レコードエンドセンサの検出位置が狂ってその都度微調整したり愛着が増したものだった。

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