Paper Choco Cup

 1月下旬になるとかみさんが所狭しとトリュフを作り始める。100個単位で連日である。南の島で観測始まって以来の降雪があった年、グラシンカップが無くなったという。ここ3〜4年、広島発の百均ショップでしか手に入らなかったパーチメント紙(グラシン紙)のチョコカップを買い占めに近い状態で買い込んでは使っていた。プレーンで模様が無く、サイズもカミさんの作るトリュフの大きさに丁度良いのだそうだ。が、今年は様相が違った。カラフルな模様の付いたものは沢山見かけたが、プレーンな物は皆無だった。隣町まで出向いて同系列ショップを探し回ったが、無い。広島発百均ショップのバイヤーが仕入れたロット在庫が遂に無くなったと言う事か。我が街の他系列ショップを全て回っても見つからない。ネットなら同等品があるだろうと検索を繰り返すも、サイズの丁度良い物が見当たらない。そうした状況下に思えば、おそるべし広島発百均、イタリア製だった。

 ネット検索数日、百均イタリア製が22mm×16mmのところ23mm×20mmの茶色の物が見つかった。国内メーカー製、販売元はハンズだった。そういえば新宿ハンズ、その昔、連日の酷使で3〜4年で使い物にならなくなるキッチン水栓ハンドルの気に入った物がここでしか手に入らず、宅配システムが生まれる前で紙袋片手にせっせと運んだものだった。23mm×20mmのサイズ、これまでの物よりチョット深めで、ぴったりなのだという。それではとまとめて注文、翌々日には届いた。ハンズの宅配箱は、アマゾンのクールなシステムとも違って、小技の効いた梱包だった。

 西日本の日本海側で大雪のために数百台の大渋滞がたびたび発生した年、ハンズから手に入れた23mm×20mmサイズが無くなり、有るはずとハンズのサイトを探すも製造会社では既に廃版らしくこのサイズは見つからなかった。またまた探しまくりの日々、TOMIZ (富澤商店)でφ(底)26×H15mmのサイズを出している事が判り、しかもAmazon取り扱いで早速最小ロット1000枚を2セット注文、いつものAmazonパッケージングでやって来た。サイズ的に少々合わないかと心配であったが、かみさんのトリュフを入れてみるとスッポリとはまり今年もこれで安心してどんどん作れると胸をなで下ろした次第。


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