KONICAMINOLTA DiMAGE X31

KONICAMINOLTA X31
KONICAMINOLTA DiMAGE X31(中古入手)

 以前 FUJI TIARA を手に入れた我が街の全国チェーンカメラ専門量販店、最近は銀塩写真よりもディジカメ写真の焼き付けを頼む事が多く、この日もディジカメ写真の焼き付けを頼みに出向いていたが、暫くぶりに中古コーナーを覗くと隅っこの方に DiMAGE X31 が2コインでお釣りが来る値札とともに引き取り手を待っていた。かなり使い込まれていた様で、カメラボディの角が擦れて塗装が剥がれていた状態だったが、ボディ内に縦に移動するズーム機構を組み込んだ発売当時としては革新的な構造を持つ製品だった事を思いだし、早速入手。

 ウキウキとした心持ちでアルカリ電池を入れようと蓋を開けると、既に電池が入っており、しかも「オキシライド」が二本も。そのままスイッチを入れるとトラブル無く起動。我が街周辺では単三オキシライド四本パックを買うとワンコインから数十円のお釣りが来る程度の価格なので、カメラ本体の値段は殆ど捨て値状態だったと理解。ありがとカメラ専門量販店さんと思わずつぶやいてしまった。起動時間は当時の一般的なレベルと思われ、ズーム機構がジーと動いていくのが判る感じ。後日調べると発売は2004年7月、320万画素とある。出っ張りがない四角い物体の体を成しているのでかさばらず、しかも無造作に扱える程ヤレているのでチョイ撮りカメラとして大活躍中。

 後日談となるが、DiMAGE X31、日々様々な被写体を撮り続けているうちに、意外にも写り込みが好みである事が判明。大いに気に入っている次第。

 5月に金環食が観られると云う年の2月、一年ぶりに中古屋さんのジャンク箱を漁ると、見慣れた四角いディジカメが取説などと一緒にパッキングされて入っていた。とても綺麗な DiMAGE X31 ではないですか。現用品は既に5年以上の日常の酷使で時々動作が固まってしまう事が有り、ゴンゴン叩いたりして覚醒させながら使用していたのでワクワクしながらレジへ。2コインだった。動作に問題が無かったので、早速現用品と入れ換え楽しい DiMAGE X31 ライフを継続中。


悦楽の思い

 このカメラには色々な思いを感じている。銀塩時代には KONICA と MINOLTA はそれぞれフィルム製造を生業として起業した歴史や銀塩カメラ専業として時代を馳せ、ここに至ってKONICAMINOLTAとなり、αシリーズはSONYブランドとしてディジカメ一眼レフの中に息づいている、そんな過渡期に生み出された製品なんだなとこの DiMAGE X31 を眺めずにはいられない。


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