GIZMON HALF D

GIZMON HALF D
GIZMON HALF D

 レンズ一体型センサーを組み込んだディジカメを検索中に、別掲 OLYMPUS PEN-FT ライクなオモ(チャ)カメを見かけた。「GIZMON HALF D」である。「D」のロゴが OLYMPUS PEN-FT よりはオリジナルの OLYMPUS PEN-F の「F」寄りで凝っている。既に発売から一昔を経ていた。別掲の二昔以上も前の缶ビールキャンペーングッズの PEN-F をディジタルカメラ化した様な出で立ちに、驚愕。固定焦点は銀塩「写るんです」らしくて良いとして、調べてみると画面サイズとしてハーフサイズモードまで仕込んであるらしい。銀塩カメラ時代にハーフサイズで撮りまくり、PEN-F シリーズに愛着を持っている者としては、これは看過できるはずもない。

 ネット内には、製作者の談話や背景などの情報もあり脱帽。さっそく、充電できずに電源が入らないというものを6コイン弱で入手。先達の皆さんの分解写真や情報を基に、内蔵充電池を調査特定後に中華製同型番電池と入れ換え無事動作。

内蔵充電と交換
内蔵充電と交換

 この GIZMON HALF D には、ワイドとマクロレンズがオプション設定されていた模様で、本体側の円型メタル部分へレンズ側の円型磁石で密着させて装着させる仕組みらしい。よくよく調べてみると、スマホの現在はほとんどがクリップオン式レンズ装着だが、ガラケー時代には各種レンズを磁石密着式で装着する商品が出回っていたらしい。この時代にはレンズと一緒にガラケー本体側レンズ周囲へ貼る円型金属シールがセットになっていた模様。こうした製品の中、ケンコー・トキナー製の「アゴールコレクション」マグネット式レンズ群[1]が、 GIZMON HALF D 用マグネット式オプションレンズの装着部寸法と一致すると判明、更に10年程前の製品ながら市場に出回っていたので早速入手。

外付けレンズ群
外付けレンズ群

 銀塩時代のロモグラフィーを予見しつつ、加えてハーフサイズのフレーミングである。イヤハヤな世界である。

GIZMON HALF D の仲間達
GIZMON HALF D の仲間達



[1]株式会社DNPフォトルシオと株式会社ケンコー・トキナーとの両社は、共同で新ブランド「アゴールコレクション」を発表、https://www.kenko-tokina.co.jp/information/20130124_agor.html

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