TANNOY Mercury M2

TANNOY Mercury M2
TANNOY Mercury M2

 MISSION Model70 MKII代替機のクラシック向きスピーカーとしてDIATONE DS-B1を試したが低域が物足りず、代わりのものを探していた時に値頃感のあるタンノイの中古が出回っている事を知った。Mercury M2である。タンノイといえば私にとってはクラシック向きの大御所という感覚で、隣の市にある畳二畳程のサイズの大型タンノイスピーカーでJAZZを鳴らしている店で試聴後、ネットで手に入れた。

 入荷後、早速お風呂でサランネットゴシゴシ洗濯、スピーカーの箱もガラスマイペットで綺麗にした後で試聴と相成った。しかし、思ったより音域が狭く、解像度も悪い。ネットでは、タンノイにしては明るくポップな音との評[9]も見られるが、ほど遠い。これは長い事鳴らしていないのではないかと云う事で、いつもの様に閉め切った部屋で真空管アンプに繋いでJAZZをガンガンかけた後常用アンプへ繋ぎ直してリファレンスCDとしているバイオリン曲を流すと、今度は豊かな低音から明るい弦の音まで広い音域で聴かせてくれた。

 数ヶ月常用後、弦の響きにもう少ししっとり感が欲しいのと、低音の堅さを和らげる目的で、初の試みとして車用ホルツのゴム部材再生シリコン系スプレーの液剤をツィータエッジとキャップ全体、ウーハーのエッジに筆塗りしてみた。数曲聴き込むと、だんだん奏者の指がバイオリンの弦に当たるタッチまでもが聞こえる程に変化。先に試したDIATONE DS-B1の中高域のしっとり感に迫るものがある。これはいい。ゴム系エッジの古いスピーカーには効果てきめんと確信。


[1]サウンド与太噺、森本雅記(日本のミスターアルテックと呼ばれた方)、http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/top.html
・http://www.mnsv.co.jp/images/yotabanashi.pdf
[2]真空管アンプ・スピーカー作りに挑戦、技術評論社、男の自由時間
[3]The BigBlock part14、廃ページ
[4]Altec 409B 20cm同軸フルレンジ、http://www.ceres.dti.ne.jp/~takojin/Speakers/altec409B.htm
[5]ALTEC 409Bと409-8E、http://modernjazznavigator.a.la9.jp/audio/a5.htm
[6]DIATONE スピーカーシステムDS-B1の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-b1.html
[7]真空管アンプと適合するスピーカー、http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/speakerfortubeamp.htm
[8]DIATONE DS-B1、http://www007.upp.so-net.ne.jp/module/Studio/DS-B1.htm
[9]TANNOY Mercury M2、http://tukipie.net/eng/audio/TANNOY_MercuryM2.htm
[10]Tannoy Mercury M2 loudspeakers、http://www.tnt-audio.com/casse/mercury2e.html
[11]くりぷぴょん、廃ページ
[12]Speaker workshop による音響測定、http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/audio/Speaker/Speaker_Workshop.html
[13]スピーカーのウレタンエッジ代替え品製作 、https://masagoon.exblog.jp/20719711/
[14]スピーカー修理テクニック|スピーカー修理日記、http://ameblo.jp/sp3/theme2-10001708739.html
[15]B級リビルド ツィーター修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/sub5.htm
[16]B級リビルド ウーハー修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/newpage40.htm
[17]あの時代、オーディオへの憧れを今再び、憧れ探求隊編、株式会社竢o版社、笊カ庫
[18]DIATONE スピーカーシステムDS-201(DB)の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-201.html
[19]ダイヤトーン DS-201分解 、http://yuredsure.blogspot.com/2012/12/ds-201.html
[20]ダイヤトーンのDS-201、http://variouskraft.com/AUDIO-3menteSP1-12_DIATONE_DS-201.html
[21]DIATONE DS-201の分解手順、http://pasokonosusumetokka.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
[22]SANSUI LM011、http://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/lm011.html
[23]ユニーク・スピーカーシステムの開発、https://ishinolab.net/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_008.html
[24]スピーカー修理 アルテックフルレンジ、https://ameblo.jp/yamadatenzan/entry-12185075699.html
[25]Speaker Technology、https://www.dagogo.com/speaker-technology/3/

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