KENWOOD LS-J9

KENWOOD LS-J9
KENWOOD LS-J9

 前述リニアム型トゥイーター採用のKENWOOD LS-7PRO試聴で「雑見が無くとてもクリアーかつ録音スタジオ内の空気の存在すら消え、そこにある楽器が音を奏でているが如くである。〜〜惜しむらくは、低域全体の線が細い点か。」と、とても残念な思いでいた。東北地方も夏場36℃超えとなる日々が続いた年、KENWOODから16cmコーン型ウーファー、8cmコーン型スコーカー、リニアム型ツイーターを採用したモデルがあったと知った。ミニコンポ、スピーカーはLS-J9。

 早速5コイン強でやってきたのは良いが半年ほど整備できないでいた。やっとの事でいつも通りの清掃、定番の車用シリコーン主材ゴム復活材をスピーカーエッジに塗布して A-N902(HEX-MOSFET)系でCD数枚のエージング。が、期待していたほど低域に量感は無かった。中高域はとても気に入っておりやむなくサブウーハーを追加、これでどうだと試聴と相成った。

 定番CDや最近お気に入りのYou Won't Forget Me (Shirley Horn)をとっかえひっかえ試聴していると、サブウーハーを絞っても低域を感じる事に気づいた次第。せっかく用意したのにと思いつつサブウーハーを切ると、なんとLS-9J単体で量感たっぷりに低域が出ているではないですか。ゴム復活材スピーカーエッジ塗布整備後1ヶ月ほど経過していたので、この間になじんだと云う事か。それではとまたまたCDとっかえひっかえの試聴。更に現用となっているDIG-II(ALTEC)+ FA-40(6L6GC、管球)、LM-011(SANSUI)+ A-N902(HEX-MOSFET)とも比較試聴。

 LS-7PROの印象「録音スタジオ内の微細な残響や空気の揺らぎがそぎ落とされてストレートに表現される」に加え、低域全体の線も太くなり、これはいい。スタジオのスケール感はLM-011より広い印象がある。リニアム型ツイーターの左右拡散の影響かも知れない。


[1]サウンド与太噺、森本雅記(日本のミスターアルテックと呼ばれた方)、http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/top.html
・http://www.mnsv.co.jp/images/yotabanashi.pdf
[2]真空管アンプ・スピーカー作りに挑戦、技術評論社、男の自由時間
[3]The BigBlock part14、廃ページ
[4]Altec 409B 20cm同軸フルレンジ、http://www.ceres.dti.ne.jp/~takojin/Speakers/altec409B.htm
[5]ALTEC 409Bと409-8E、http://modernjazznavigator.a.la9.jp/audio/a5.htm
[6]DIATONE スピーカーシステムDS-B1の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-b1.html
[7]真空管アンプと適合するスピーカー、http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/speakerfortubeamp.htm
[8]DIATONE DS-B1、http://www007.upp.so-net.ne.jp/module/Studio/DS-B1.htm
[9]TANNOY Mercury M2、http://tukipie.net/eng/audio/TANNOY_MercuryM2.htm
[10]Tannoy Mercury M2 loudspeakers、http://www.tnt-audio.com/casse/mercury2e.html
[11]くりぷぴょん、廃ページ
[12]Speaker workshop による音響測定、http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/audio/Speaker/Speaker_Workshop.html
[13]スピーカーのウレタンエッジ代替え品製作 、https://masagoon.exblog.jp/20719711/
[14]スピーカー修理テクニック|スピーカー修理日記、http://ameblo.jp/sp3/theme2-10001708739.html
[15]B級リビルド ツィーター修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/sub5.htm
[16]B級リビルド ウーハー修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/newpage40.htm
[17]あの時代、オーディオへの憧れを今再び、憧れ探求隊編、株式会社竢o版社、笊カ庫
[18]DIATONE スピーカーシステムDS-201(DB)の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-201.html
[19]ダイヤトーン DS-201分解 、http://yuredsure.blogspot.com/2012/12/ds-201.html
[20]ダイヤトーンのDS-201、http://variouskraft.com/AUDIO-3menteSP1-12_DIATONE_DS-201.html
[21]DIATONE DS-201の分解手順、http://pasokonosusumetokka.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
[22]SANSUI LM011、http://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/lm011.html
[23]ユニーク・スピーカーシステムの開発、https://ishinolab.net/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_008.html
[24]スピーカー修理 アルテックフルレンジ、https://ameblo.jp/yamadatenzan/entry-12185075699.html
[25]Speaker Technology、https://www.dagogo.com/speaker-technology/3/

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