KENWOOD LS-7PRO

KENWOOD LS-7PRO
KENWOOD LS-7PRO

 KENWOODのCDプレーヤDP-SE7やDP-SG7、アンプR-SG7を入手して聴き比べている時、変わったスピーカの存在を知った。「リニアム型ホーントゥイーターを搭載している」、「リニアム型トゥイーターはアルミダイキャストホーンに収められている」、「清涼感ともちょっと違うし、透明感のある音としか形容できない音」等々、気をそそる試聴感。

 リニアム型の音を聴いてみたい心もちで探す事しばし、日食騒動の翌年の節分の頃、4コイン程でやって来た。その後数ヶ月間の慌ただしさに届いた状態で箱に入ったままであったが、我が街のお祭り数日前にやっとの事でゴシゴシ大作戦と相成った。キャビネット表面がやたらベトベトの手触りで、ガラスマイペット噴射数分後に煙草のヤニとおぼしきものが浮いてくる程の状態。ヤニ落としの後は木質系用ワックス掛けを行い、定番の車用シリコーン主材ゴム復活材をスピーカーエッジに塗布してCD数枚のエージング。

 試聴は、いつもの Everything Must Change のJAZZボーカルCDと、常用リファレンスバイオリン曲CD紛失後に出番が多くなった、同じ奏者によるデュランティとのファーストセッションアルバムとした。

 LS-7PROはミニコンポやハイコンポクラスのスピーカーではあるが、大型スピーカをも彷彿とさせる堂々とした鳴りっぷりにまず驚かされる。確かに前述の試聴感「清涼感ともちょっと違うし、透明感のある音としか形容できない音」である。雑見が無くとてもクリアーかつ録音スタジオ内の空気の存在すら消え、そこにある楽器が音を奏でているが如くである。バイオリンの弦が擦られている様が感じられ、ボーカルは舌先から発せられているかの様な生々しさを伴っている。恐るべしリニアム型である。しばし様々なCDを取っ替え引っ替え聴き比べてしまった。表現を変えれば、録音スタジオ内の微細な残響や空気の揺らぎがそぎ落とされてストレートに表現されるのかも知れない。惜しむらくは、低域全体の線が細い点か。あくまで大型スピーカとの比較で恐縮至極ではあるが、鳴ってはいるが今ひとつ体に感じる響きを伴わない。目をつむるとサイズを超えた不思議な音場のまっただ中に佇んでいる自分が居る。


[1]サウンド与太噺、森本雅記(日本のミスターアルテックと呼ばれた方)、http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/top.html
[2]真空管アンプ・スピーカー作りに挑戦、技術評論社、男の自由時間
[3]The BigBlock part14、廃ページ
[4]Altec 409B 20cm同軸フルレンジ、http://www.ceres.dti.ne.jp/~takojin/Speakers/altec409B.htm
[5]ALTEC 409Bと409-8E、http://modernjazznavigator.a.la9.jp/audio/a5.htm
[6]DIATONE スピーカーシステムDS-B1の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-b1.html
[7]真空管アンプと適合するスピーカー、http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/speakerfortubeamp.htm
[8]DIATONE DS-B1、http://www007.upp.so-net.ne.jp/module/Studio/DS-B1.htm
[9]TANNOY Mercury M2、http://tukipie.net/eng/audio/TANNOY_MercuryM2.htm
[10]Tannoy Mercury M2 loudspeakers、http://www.tnt-audio.com/casse/mercury2e.html
[11]くりぷぴょん、廃ページ
[12]Speaker workshop による音響測定、http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/audio/Speaker/Speaker_Workshop.html
[13]スピーカーのウレタンエッジ代替え品製作 、https://masagoon.exblog.jp/20719711/
[14]スピーカー修理テクニック|スピーカー修理日記、http://ameblo.jp/sp3/theme2-10001708739.html
[15]B級リビルド ツィーター修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/sub5.htm
[16]B級リビルド ウーハー修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/newpage40.htm
[17]あの時代、オーディオへの憧れを今再び、憧れ探求隊編、株式会社竢o版社、笊カ庫
[18]DIATONE スピーカーシステムDS-201(DB)の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-201.html
[19]ダイヤトーン DS-201分解 、http://yuredsure.blogspot.com/2012/12/ds-201.html
[20]ダイヤトーンのDS-201、http://variouskraft.com/AUDIO-3menteSP1-12_DIATONE_DS-201.html
[21]DIATONE DS-201の分解手順、http://pasokonosusumetokka.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
[22]SANSUI LM011、http://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/lm011.html
[23]ユニーク・スピーカーシステムの開発、http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_008.html
[24]スピーカー修理 アルテックフルレンジ、https://ameblo.jp/yamadatenzan/entry-12185075699.html
[25]Speaker Technology、https://www.dagogo.com/speaker-technology/3/

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