SANSUI LM-011
SANSUI LM-033
日本全体が「30年に一度レベルの記録的少雨」となっていた頃、バータイプ両端開口バスレフスピーカーエンクロージャーへ52mmスピーカー2個と MP3&Bluetooth デコーダーアンプを組み込んで一見 JVCのEX-D6 を思わせるガジェットを造り込んでみた所、その昔聴き慣れたバックロードホーンの音が出てきた。
バータイプスピーカーアンプ
そういえば、当時のオーディオ誌での LM-011 後継、LM-033 に対する「011が小型の割には朗々とよく鳴るという感じであるのに対して、033はもっと楽々と音が出てくる感じになる。」との評価が長い事引っかかっていた。
入荷後に LM-011 同様アッテネーターボリューム50回程度の空回しとスピーカーエッジへのブレーキフルード塗りを実施していざ試聴。一聴してこれまで聴き馴染みのある大型システムが奏でる広がった音場を感じ、思わずおおとつぶやいてしまった。ツィーターはシリーズ共通かと思われるが、ウーファーと箱のサイズでここまで音場が変化するのかと再認識。ネットワークのクロスオーバー周波数も LM-011 から500Hz下がった1.5KHzとしているらしい。このシリーズのウーファーは師と仰いだと思われるJBLよろしくギャザードエッジで、実質のコーンサイズは公称寸法より小さめ、2ウェイなのでウーファー側でもある程度の高音域まで鳴っていると思われる。LM-011 同様弦楽器の弦の音や金管楽器が心地よいまま低域感が増し、広い音場に包まれる。若かりし頃通っていたアチコチのJAZZ喫茶に佇んでいる感覚を思い出す。これまでマイクロコンポ、ミニコンポ、ブックシェルフと小型システム弄りを繰り返していたが、TA-F500 や AX-570 等のフルサイズアンプに足を踏み入れ、スピーカーも25センチサイズにまで達した感がある。
実は最初に手に入れた LM-033、片側ウーファーのボイスコイルがショート状態でアンプの保護回路試験となってしまった。このウーファー、W-154、ネットで調べると数年前にペアで3コインチョットで流通した様だが、見つけかねた。せっかく弄りまわせそうな素材が手に入ったと思案、ウーファーだけ入れ換えて見る事に。他のウーファーを移植するにしても W-154 の仕様、特にQ値が判らず、また他の出回っているスピーカーも詳細仕様情報が無いのでバスレフ用か密閉型用か程度の判断の中、まずは格安でと取付対角穴寸法が近い Pioneer 25-734A が見つかった。あまり見かけない3ウェイ CS-506 スピーカーに入っていたものらしい。出力音圧レベルがどうなっているか気に掛かるが、LM-033 のツィーター側アッテネーターで調整するとして、残るは取付外形サイズである。穴ピッチはスピーカー側の穴を拡大し、箱とスピーカーの外形を合わせるべくスペーサーを造り込んではめ込む方針とした。サンスイの W-154 ウーファーはアルミ鋳造のしっかりとした造り込み、Pioneer 25-734A は鉄板プレスで格が違うと云えばそれまでだが、まずは比較試聴優先で。
25-734Aウーファー移植 LM-033
早速定番CD曲で試聴するとオリジナル W-154 機と比して、バスレフポートからの低音かと思われる程に低域感が増している。全体にやわらかな低域から中音域にオリジナルツィータの鋭い高域が加味される印象。オリジナル W-154 ウーファーは、仕様的に低域が若干低下気味で組み合わせるサンスイアンプ評の力強い低域ドライブでフラットとなるのか、今回試聴 W-154 がエッジの経年変化で低域が低下していて、今後ブレーキフルード塗りが利いてエッジが柔らかくなりフラットな低域感となるのか、今後の推移を待ちたい。あとはネットワーク用コンデンサーも準備中なので、交換による聴感変化も楽しみなところ。
25センチサイズはピアレス社共同開発とされている DENON SC-104 も交換用エッジと共にスタンバイしている。
[1]サウンド与太噺、森本雅記(日本のミスターアルテックと呼ばれた方)、http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/top.html
・http://www.mnsv.co.jp/images/yotabanashi.pdf
[2]真空管アンプ・スピーカー作りに挑戦、技術評論社、男の自由時間
[3]The BigBlock part14、廃ページ
[4]Altec 409B 20cm同軸フルレンジ、http://www.ceres.dti.ne.jp/~takojin/Speakers/altec409B.htm
[5]ALTEC 409Bと409-8E、http://modernjazznavigator.a.la9.jp/audio/a5.htm
[6]DIATONE スピーカーシステムDS-B1の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-b1.html
[7]真空管アンプと適合するスピーカー、http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/speakerfortubeamp.htm
[8]DIATONE DS-B1、http://www007.upp.so-net.ne.jp/module/Studio/DS-B1.htm
[9]TANNOY Mercury M2、http://tukipie.net/eng/audio/TANNOY_MercuryM2.htm
[10]Tannoy Mercury M2 loudspeakers、http://www.tnt-audio.com/casse/mercury2e.html
[11]くりぷぴょん、廃ページ
[12]Speaker workshop による音響測定、http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/audio/Speaker/Speaker_Workshop.html
[13]スピーカーのウレタンエッジ代替え品製作 、https://masagoon.exblog.jp/20719711/
[14]スピーカー修理テクニック|スピーカー修理日記、http://ameblo.jp/sp3/theme2-10001708739.html
[15]B級リビルド ツィーター修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/sub5.htm
[16]B級リビルド ウーハー修理、http://tanoshiib.web.fc2.com/newpage40.htm
[17]あの時代、オーディオへの憧れを今再び、憧れ探求隊編、株式会社竢o版社、笊カ庫
[18]DIATONE スピーカーシステムDS-201(DB)の仕様、http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-201.html
[19]ダイヤトーン DS-201分解 、http://yuredsure.blogspot.com/2012/12/ds-201.html
[20]ダイヤトーンのDS-201、http://variouskraft.com/AUDIO-3menteSP1-12_DIATONE_DS-201.html
[21]DIATONE DS-201の分解手順、http://pasokonosusumetokka.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
[22]SANSUI LM011、http://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/lm011.html
[23]ユニーク・スピーカーシステムの開発、https://ishinolab.net/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_008.html
[24]スピーカー修理 アルテックフルレンジ、https://ameblo.jp/yamadatenzan/entry-12185075699.html
[25]Speaker Technology、https://www.dagogo.com/speaker-technology/3/
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